50代元気に過ごせるかな備忘録

小さな日常を綴ります

猫のこと④

今私は

いつものソファーでお気に入りのタオルに

くるまれ、皿には大好きなマグロの刺身が

置いてある くーちゃんのそばで

この文を書いています。


朝はいつも日向ぼっこをしていた窓のそばで

過ごしてもらいました。

いつも窓から外を眺めており

外の猫に一方的にケンカを売っていた子。


7年前の9月に道路をヨロヨロ

横断していた子猫。

危ないので保護し、飼い主さんを探す予定が

うちの子になりました。


本当にありがとうね


明日は火葬しますが、それまでは

一緒にいようね。


3月にガンの宣告を受けてから

一気に病気が進行してしまいました。


3月の時点で心の準備はしてきたつもりでしたが

こんなに早くあっけなく逝ってしまうなんて。


この6年と9ヶ月、誰かのドアを開ける音が

する前から、ドアのところにある爪とぎで

爪を研いで待っていてくれましたね。

明日からは家に帰っても くーちゃんは

いません。






重い内容でごめんなさい。

どうしても書きたかったのです。

本当に大切な猫の最期を。忘れたくなくて。

一挙手一投足まで記録しておきたかった。

猫のこと③

突然、咳をするように

黒っぽい液体をはきました。


用意していたタオルを吐いたところにあて

吐いたもので、顔が汚れないようにしました。

吐いたあと、意識が戻ったようで

ゆっくり何度かまばたきをしました。

意識が戻ったことを喜び、泣きながら

「えらいね、えらいね、頑張ったね」

「苦しいのにおりこうちゃんだね」

ずっと声をかけていましたが、

いつの間にか目は開いたままで

息を引き取っていました。

猫のこと②

7時を過ぎたあたりから

猫の様子が変わってきました。


吐きそうな様子をみせたのです。

今までの経験上こうなると

かなり体調が悪いはずです。


娘は自分の布団に猫をくるみ

ソファーの上に布団ごとのせました。


獣医から、体温が低いので暖めるよう

言われていた私たちは、リビングの空調機を

暖房にし、部屋で一番暖かいソファーの近くで

看病していました。


吐く様子は見せたものの

ガマンできたようで、少しだけ落ち着きました。

ソファーの猫を撫でながら、

今日は病院に行くのはよそうよ、とか

一日中ここで様子をみながら、

ごはんが食べれるようなら、スープにしようとか

取り止めもなくしゃべっていました。


すると娘が言ったのです。

「くー、目は開いているけど

意識がない。瞳孔もひらいてない。」

私は彼のお腹をさすっていたので

気付きませんでしたが、顔をみると確かに

そうでした。

そして 呼吸も浅く早くなり

時々口呼吸に変わっていきました。